人気ブログランキング | 話題のタグを見る

人に伝わるように書けるようになりたい:)


by 22Dec2008
  The best present, a father can give to his child,
  is to be nice to his wife.   Betty Goran.

  お父さんが子どもに贈れる最高の贈り物は、
  妻に優しくするということである。 ベティー ゴーラン


今住んでいる村では、毎週月曜日の朝10時からMommy Daddy and Me グループが開催されている。そのファシリテーターのベティーが毎週のように言うのがこの上の言葉。元Early Childhood Developmentの分野で教授をし、保育園も経営していたベティーはなんと87歳。全くそうは見えない若々しさ。いつもとても的確なアドバイスでママ達の不安や悩みに応えてくれる。

ベティーの論は、こうだ。夜寝ている時も子どもの泣き声に反応するのはやっぱりどうしても母親が多くなる。そうなるとたとえ夫婦一緒に子育てを分担していたとしても、母親が睡眠不足になりやすい。そうでない家庭ではなおさらだ。睡眠不足になっては次の日のエネルギーがどうしても失われてしまう。
子どもの発するメッセージを汲み取ろうと思ったら、すごく集中力が必要になる。集中するにはやっぱり自分に余裕が必要になる。そして、夫のちょっとした優しさでこの余裕ってすごく大きくなる。

それに、これは友達が言っていたことだけど、ママのお腹の中に一緒にいたから特に最初のうちはママの方が色々と情報をキャッチできるのだと。

もちろん、Husband の部分をWifeに当てはめても同じことが言えるのだと思う。家庭について語れるほど、まだ経験も豊かではないけど、家庭の中を温和に、みんながみんな心に余裕を持ってお互いと自分自身を思いやりながら接する環境はいつでも大切にしておきたい。ほんと、子育ては一人ではできないし、するものでもないと思わされる。

To my 夫へ、いつもたくさんの優しさをありがとう。これからもよろしくお願いします。

新米ママだから、色んなことをすーっと吸収してしまいがちになる。そんな時期に、ベテランベティーに色々と教えてもらえる環境にいれてよかった。

ベティーから子どもを持つすべてのお父さんへのメッセージ_a0111486_9213598.jpg

モントレー水族館にて。ボランティアの方が笑いながら、"I don't know why, but this reminds me of my husband"と言っていた(笑)。
# by 22dec2008 | 2010-02-24 09:06

娘VS 夫

今日は、娘の左手に、輪っかになったおもちゃがかかっていた。

聞くと、左手にかかったその玩具を、自分の右手で取れるかどうか見ているとのこと。

待つこと数分。

今回は断念!

けど、こういう娘VS夫の知恵比べ、見ていて本当に面白い。

パパと仲良しで嬉しいね:)

娘VS 夫_a0111486_16225617.jpg

フェリーをおり、Angel Islandに到着!
# by 22dec2008 | 2010-01-20 16:24

物、物、物!

娘が産まれてくる前から薄々感じていたけど、実際赤ちゃんのために準備されている物って本当に多い。例えば、昨日、娘への新しいカーシートをCraigslistで購入した。新品同様の綺麗さでたったの20ドル。聞くと、新品で購入し、まだ三ヶ月しか使っていないけど、新しく買ったベビーカーにのせられるカーシートは他のメーカーのものしかだめだったから、新しいカーシートを購入したの、との事だった(注1)。

Prenatal Yoga(マタニティーヨガ)で同じだったAlexも、とにかく買うといいよと言われているものが多すぎて、パニック寸前!と言っていた。そして、物に溢れて困っている人のために、”BABY BARGAINS”という本もある。With the average cost of a baby topping $6000 for the first year alone, you need creative solutions and innovative ideas to navigate the consumer maze that confronts all parents-to-be. Baby Bargains is the answer!と。
それを勧められたAlexは、”もうこれ以上情報は増やしたくない!”と本当に懲り懲りしているようだった。

今日のマザースグループでも、どのメーカーの抱っこひもはどう良くて、どの会社のおもちゃはどうで、子どもを預けるにはここはどうでと、物、物、物!

それだけ多くのニーズに対応でき、それだけ多くのアイディアが商品化され、確かに便利と言えば便利なのかもしれない。カーシートごとベビーカーにのせられたら、赤ちゃんをいちいち抱き上げる必要がないし、寝てたらそのまま寝かしたまま車から取り出して、次の乗り物に乗せることができる。それだけで一つ仕事が減って確かに楽かもしれない。

けど、どうも、まだ、慣れない。これじゃあいくらお金があっても足りないし、どの物を買うか、いらなくなったものをどう処分するか、などなどで、一見時間が短縮できそうだけど、実際は結構な時間と労力が取られる用な気がする。慣れたら便利なのかもしれないけどどうも、抵抗がある。どこかで読んだことがあるけど、時代が変化し、色んな物が増えたり、母親の社会参加が進んだり、父親の育児参加が進んだり、色んなことが変化したとしても、赤ちゃんが必要としているものはどの時代でもどの場所でも同じなのだと。そういうの、思い出させてくれる長老にあいたくなったら、アメリカではどこに行くのだろう。まぁ、自分なりに見逃さないようにしつつ、マイペースに進もうっと。

(注1)アメリカのベビーカーは、カーシートごとごそっとのせられる。ただし、どのベビーカーにどのカーシートでも対応できるわけではなく、特定のメーカーのものを購入する必要が出てくる。そして、カーシートも、Infant用と、もう少し大きくなった子用があり、カーシートごとのせられるベビーカーはInfant用のが必要だから、子どもが大きくなったら、いずれ買い換えないといけない。

物、物、物!_a0111486_1634541.jpg

物あふれるコストコ。チェンライから帰国してすぐにコストコに入ったとき、あまりの物の多さにびっくり仰天。それが、しばらくして行くと、なんともなくなっているのにもまたびっくり仰天。それにしても、すごい量!
# by 22dec2008 | 2010-01-20 16:05

マウント シャスタ

夫と3ヶ月になる娘と家族3人で始めての一泊旅行に行ってきた。
行き先は、バークレーから3時間程北にあるマウントシャスタ。
休憩いっぱいとりながらだったから4時間くらいかかったけど、道もキレイで、牛や羊や鳥がたくさんいてとてものどかなジャーニーだった。

マウント シャスタ_a0111486_8531776.jpg
運転中見える他の山と違い、一つだけ真っ白で美しい。
マウント シャスタ_a0111486_8533039.jpg
マウントシャスタに向かうメドーの入り口に向かう道。非常に整備されている。苔や雪をみにつけた木々に迎えられる。
マウント シャスタ_a0111486_8534330.jpg
そもそもスキーとはこういうものなのかもしれない。たまたま隣に駐車したこの二人は、これから日の入りをシャスタ山からみにスキーで登るのだと行っていた。誰でもどこからでも山に入って楽しんでいいのだと。スキーって、リフト代はらって・・・と思っていた私にとってはとっても新鮮だった。やってみたい。その他そりやスノボやなにか楽しそうな靴を履いて自由に雪と戯れていた人たちもちらほら見られた。
マウント シャスタ_a0111486_854162.jpg
Shasta State Historic Park。ゴールドラッシュのときに栄えた町。レディングに鉄道が引かれてこの町はゴーストタウンにかしてしまった。けど、子ども時代をそこで過ごしたMae Helen Bacon Boggsさんがその土地や残された建物を買い取り、今ではState Parkになっている。この土地も、ゴールドラッシュで人がくるまではインディアンのものだった。インディアンに関する本も数冊おかれていたけど、アメリカ人によるタイの山地民の描かれ方と類似するものがある。きっと一面でしかないんだろうななど、色々疑問が沸き起こる。
マウント シャスタ_a0111486_8542695.jpg
鍛冶屋さんも。

すごくのどかで、人は少ないのに景色は壮大だった。
サクラメントリバーが見える公園ものどかで時間があったら一日過ごせそう。
連れて行ってくれて、ありがとう。また行きたいね。
# by 22dec2008 | 2010-01-18 08:57 | 旅行

大学院生の仕事

しばらくご無沙汰しているけど、所属しているゼミのホームページを覗いてみた。
私、こういう言葉に弱いんだな。先生が書かれた何気ない一言に、かっこいいなってぽっとする↓

個人として、大学院生としてまずできることは表面的な情報に踊らされず、物事の本質を問い、その裏づけを調べる力をつけることだと思います。そのうえで、議論を喚起し、こうした問題を語れる仲間を増やし、巻き込んでいくことです。大学とは、もともと社会的事象の変化に敏感で、社会運動の指導的役割を果たす場所でしたが、日本ではもはやそうあることを止めてしまっています。がんばらなくても生きられる世の中になったこと、あからさまに正義を語ることへの躊躇、直接関係のなさそうな世界への無関心などが影響しているのでしょう。しかし、わが国際コースがこうした世の流れに沿ってしまっていては終わりです。なぜ悲劇は反復するのか、研究は政治の道具でしかないのか、過去の経験を活かすとはどういうことか。これらをじっくり考えて、自分の心を整えること、その上で周りを喚起すること、これが私たちの仕事でしょう。

先生の文章は迫力があるなぁ。あやふやなことをはっきりと言葉でかけるところも素晴らしい。けど、何か難しい。日本では、「自分で考えなさい」って言われるけど、きっとアメリカだと、それはどうやったらできるようになるのですか?と堂々と問われるのだろうな。そして、その問いにまじめに取り組むことも学問として認められるんだろうな。

アメリカにいて驚くことの一つは、非常に細かい領域にまで及ぶノウハウ本があることだ。個人的にノウハウ本はあまり好きではないけど、全く新しいことに直面したときには参考にはなる。なんか、優しさのようなものを感じる。それだけに頼るのは危ないと思うけど、なんか、特別な人だけがやれることじゃないんだよ、誰でもできうるんだよ、と語ってくれているようで優しい。そう考えると、アメリカは本当に優しい。マザースグループでも、母親になったことによるアイデンティティの変化、家族のダイナミズムの変化などにどう対応するかとかなど、非常に細かい心の動きも丁寧にひろっていく。日本にいたら、そこまで丁寧に一つ一つ意識しないだろうし、ガールズトークとして発散されてしまうだろうなと思うことも。多様な人が集まっている社会においてはコミュニティーを意識的に作っていかないけない。その基礎となるのは、そういう丁寧な作業なのかもしれないと、今ふとおもった。

話は大きく脱線してしまったけど、ちょっと大学院を遠くから眺めてみると、なかなかかっこいいことしてるじゃないかって思えてくる。先生のおっしゃることは、大学院の持つ役割の一つでしかないだろうけど、どんな時でもこの力はすごく必要なものだと思う。Mommy Daddy and Meグループで一緒の隣の隣のとなりに住むイスラエルから来ている友達はこれが良くできているから強い。今は育児において、表面的な情報に踊らされず、本質を問い、その裏付けを調べることをゆっくりとでもやっていけたらな。読んでいる本、少しづつでもここでまとめていくことからはじめようっと。

大学院生の仕事_a0111486_15331450.jpg
去年の8月に行ったコイトタワーからの景色
大学院生の仕事_a0111486_15334979.jpg

窓の下には、ここに来た人たちがおいて行った世界各地のコインが。
大学院生の仕事_a0111486_15354434.jpg

サンフランシスコもバークレーも、こういう綺麗なお花の飾りがたくさんあって、真っ青な青空とともに街を明るくしてくれていてかわいい。
# by 22dec2008 | 2010-01-15 15:30